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今年の梅雨は長かった。なので今回は梅雨時期の焙煎備忘録。

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 今年の梅雨、ちょっと長すぎやしませんか?そしてめっちゃ降りましたよね。もう8月なのですが。県によっては本当に大きな被害が出ているところもありましたし、日照時間が少ないということは今年の夏野菜、農作物にも大きな影響が出るのではと心配になります。こればかりは自然の問題なのでどうすることもできないですが。。。  毎日これだけ雨が降ったり湿度が高くジメジメ蒸し蒸ししていたので、この梅雨期間中は焙煎にとても気を使いました。とっても個人的であり感覚的な内容になってしまいますが、天気の良い日と変わらず同じように焼くと、雨の日の方が湿気で空気が重く感じるので、焼き上がりもちょっと重たい味わい、クリーンさとキレのないアフターテイストになる傾向になると感じています。カフェテナンゴでは毎朝焙煎担当の人がその日の店内の気温と湿度をチェックし記録しているのですが、温度と湿度はその日の焙煎に大きく影響を与えるポイントの一つです。冬のよく乾燥した晴れた日と夏の蒸し暑い日では気温も湿度も真逆になるので、焙煎の仕方を大きく変えなくてはなりません。この梅雨時期、特に気を付けていたのは排気(ダンパー操作)です。雨のせいで煙突の排気の抜け具合が悪いのと、湿度が高い分豆が吸っている湿気のことを考え、湿度が低い日よりしっかりと時間を取って排気をすることで、熱風できちんと豆を乾燥させることを意識していました。焙煎は本当にイメージが大事だなあと常々思います。出したい味をイメージして、その到達地点にどのような流れで持っていくか。  というような感じで、焙煎と一口に言っても季節毎、日々の天気毎、バッチ毎に考える要素がたくさんあり、毎回焼く豆に応じて焼き方を順序立てていきます。そんな日々の焙煎の様子が垣間見える予定なのが、今月末、来る8月29日(土)21:00〜のYouTubeライブセミナー「カフェテナンゴの焙煎LIVE」です。どんな形でお見せするかはまだ打ち合わせ中ですが、その時に銘柄を発表する即興焙煎なんかも面白そうだなと考えています。手網焙煎とはまた違った、焙煎機DIEDRICHを使った本格焙煎です。まだ少し先にはなりますが、気になる方はぜひご視聴をお待ちしております!真夏の夏本番真っ只中の焙煎なので、今と焼き方も変わっていることでしょう。普段皆さんのお手元に届くコーヒー豆がどのように焙煎されてい