カップ・オブ・エクセレンス(COE)

 インフルエンザが猛威をふるっているようですね。実は生まれてこのかたインフルエンザにかかったことがありません。暖かくして、たくさん食べて、インフルエンザも風邪も予防したい季節ですね。

 今回はカップ・オブ・エクセレンスのお話です。そう、何と言っても今年のカフェテナンゴはカップ・オブ・エクセレンス入賞商品が目白押しなのです。ちょっと前から販売し始めた商品から、まだ未発売の商品まで、今年入荷したCOEロットをご紹介していきたいと思います。

 まずは、カップ・オブ・エクセレンスとは。ご存知の方も多いかとは思いますが、各生産国において、その年の最高品質のコーヒーを選出するために開催される国際品評会のことを「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」と言います。厳しい審査を通過し、最終的に国際審査員の評価の平均が86点以上のトップ・オブ・トップのコーヒーに対してのみ、その称号が与えられます。その後インターネットオークションを通じて競り落とされます。COEが開催されているのは現在11カ国で、ブラジル、コロンビア、ペルー、ブルンジ、ルワンダ、メキシコ、中米はグアテマラ、ニカラグア、エルサルバドル、コスタリカ、ホンジュラスです。

 現在カフェテナンゴで販売中のカップ・オブ・エクセレンス入賞商品第一号は、エルサルバドルCOE2018、37位(86.23pt)入賞のヒマラヤ農園です。(山好きとしては嬉しい惹かれる農園名です。)品種は大粒のパカマラ種とマラゴジペ種の混合で、精製方法がナチュラル精製の、大粒ナチュラルコーヒーです。精製方法の技術の高さが窺えるとてもクリーンで透明感のあるナチュラルフレーバーで、アプリコットやパッションフルーツ、赤ワインのような味わいが楽しめます。ナチュラル精製好き、大粒品種好きの方は必見のロットです。

 つづきまして、ホンジュラスCOE2018は、26位(87pt)入賞のエル・リンコン農園、36位(86.07pt)入賞のパテプルマ農園です。
 エル・リンコン農園の品種は今ホンジュラスで注目のあのパライネマ種で、精製方法はウォッシュドです。カフェテナンゴが初めて扱ったパライネマ種はCOE2017のナショナルウィナー入賞のロス・ピノス農園でした。(現在もカレントクロップを販売中です!まだまだ活き活きとしたフレーバーをお楽しみいただけますよ。)エル・リンコン農園もそのパライネマ種で、レモンティーやジャスミン、はちみつレモンなど、あのゲイシャ種にも似た華やかでジューシーな味わいが楽しめます。
 パテプルマ農園の品種はパカス種のウォッシュドで、パカス種といえば、あの大粒品種パカマラ種の片親となった品種です。(パカスのパカとマラゴジペのマラでパカマラ種が生まれたわけです!山際ブログの復習ですね!!)というわけで、どことなくパカマラ種に通じるピーチのようなみずみずしい果実感が感じられます。あと、個人的にはあの強く印象に残っているセロ・アスール農園のファイナル・ハーベストを彷彿とさせるようなフレーバーを感じました。まだまだテストローストの段階なので、我々も今後の変化が楽しみです。

 そして、そして、ニカラグアCOE2018は25位(87.89pt)入賞のサン・ホセ農園です。品種はジャバ種、精製方法はハニー精製です。ハニー精製ならではのはちみつのような柔らかい甘みとコリアンダーシードやペッパーなどスパイシーな香りがとても印象的です。

 ヒマラヤ農園以外はまだ未発売の商品ですが、少しずつ販売開始して参りますので、今後のカフェテナンゴのお知らせをぜひチェックしていてくださいね!(産地別、農園別商品ページも少しずつリニューアルされていますよ。)


おまけ


 今年届いた数少ない年賀状の中からお年玉切手シートが1枚当たりました!そういえば今年はおみくじを引き忘れたので、大吉を引いた気分を味わえました。2019年、良いことがあればいいなと思います。


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