【心太】これなんて読む?

 最初に断りを入れますと、今日はコーヒーから離れます。はい、ちょっとネタが思いつかなかっただけです。たまには良いでしょう!
 
 今日はですね、私の“夏の”大好物の作り方。大好物だけど今回初めて作った“アレ”の作り方をご紹介したいと思います。引っ張ってもしょうがないですね。タイトルに書いているんですから。はい、そうです。【心太】です。え?読めないですって?いやいやいや。心太は心太ですよ、そこの貴方!ではなくて、地域によってはあまり馴染みがないという方もいると思いますし、この漢字を初めて見たという方ももしかしたらいるかもしれないですからね。この機会にぜひ私の“夏の”大好物のお見知り置きをお願い致します。(ん、誰得?笑)
 
 何を隠そう、【心太】は心が太いと書いて【ところてん】と読みまして、テングサという海藻を煮出し、その煮汁を濾して型に流し入れ冷やし固めた食べ物で、それを“天突き”と呼ばれる専用器具を使って押し出しながら、細い麺状にして食べます。幼き頃から我が家ではよく夏に出てきた一品で、私は好きすぎておやつにまで食べていた記憶があります。昔っから酸っぱい食べ物がとても好きで、なますや冷麺、酸辣湯麺など。なので酢醤油をかけて食べる心太も間違いなく好きな食べ物になる訳なのですが、聞くところによると、関西ではなんと、酢醤油ではなく黒蜜をかけるらしいんですね。今回初めてそれを知り、驚きました。日本は広いですからね。いろいろな食べ方が生まれるのは当然ですね。興味深いです。
 今年の夏もとても暑かったので、スーパーで買って食べていたのですが、我が父が最近なんとテングサから自分で心太を作っているというではないですか。親子ですね。やりたくなりました。好物自分で作ってみたくなりました。というわけで、今回心太には欠かせない天突きとテングサを、絶大な協力の元最速で入手し(思い立ったのがブログ更新3日前とかでした(汗)、この回に至った訳です。

〜用意するもの〜

・テングサ ・天突き ・鍋 ・ざる ・バット ・布巾(キッチンペーパー)


 今回はテングサ25gを使って作ったところ、8食分になりました。
HARIOのスケールが今回唯一のコーヒー要素となりそう。



まずはテングサを水洗いし、水を切ります。


テングサ25gに対し、1Lのお水を沸かし、沸騰したら酢を大さじ1入れます。


テングサもすかさず投入。
再び沸いたら弱火にし、30〜40分ほどコトコトと煮ます。


溶け出した寒天質によってとろみがついてきたら、
煮汁を布巾やキッチンペーパーで濾しながらバットに流し込みます。
アツアツなので気をつけましょう。


冷蔵庫で冷やし固めます。


出来上がりは思った以上に弾力のある硬さに仕上がりました。
このあと麺状にしますが、この硬さは好みでテングサと湯量の調整を行えば良いでしょう。
ちなみにこれを戸外で凍結乾燥させたものが寒天だそうです!


ここでいよいよ天突きの登場です。
天突きの中に入るサイズにカットし、棒で押し出します。


ここが自家製心太の醍醐味ではないでしょうか。
押し出す瞬間が何とも言えぬ楽しさでした。


完成!

 控えめに言って、めちゃめちゃ美味しい!(笑)今日の蒸し暑さのせいもあるでしょう。一日の終わりに、自家製の心太は身体中に沁み渡りました。

 石橋的好みとしては、酢3:醤油1くらいの割合の酢醤油に、からしとごま、青のりをプラスしたらもう言うことなしです!人生この方酢醤油でしか食べてきたことが無かったので、この機会に黒蜜にもチャレンジしてみたいと思います。
 
 という『煎柱おねえさん、心太作ってみた!』のが、9月の石橋ブログでした。そう、実はもう9月なんですけどね。夏の風物詩のお話でした。まだ暑いのでね。初秋の心太で皆様も残暑を吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。
 それでは、10月のブログでまたお会いしましょう!(早いっ!)来月はコーヒーのお話書き、ます。。。多分。

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