コスタリカコーヒーの近頃

 ちょうど今月はコスタリカコーヒー8種セットの販売があるということで、コスタリカをテーマにしたいと思います。
 コスタリカコーヒー8種セットの第一弾をお買い上げ頂いた皆さま、ありがとうございました。品種、精製方法、焙煎度合が多種多様の、本当にここまでバラエティに富んだセットを飲み比べられる機会はそうそうないかと思います。今回販売するにあたって8種類すべてのフレーバーコメント、とベスト3を挙げたのですが、なんと、ベスト3は示し合わせたわけではないのですが、スタッフ間でとても似た結果となりました。同じ釜の飯を食う、カフェテナンゴの同じ釜のコーヒーを飲む者同士、好みが似てきているということでしょうか(笑)まあそれは置いておいきまして(笑)、フレーバーコメントなどと照らし合わせて飲んでいただくとまた面白みが増しますので、まだご注文いただいていない方は第二弾の7月27日(金)出荷分はまだご予約受付中ですので、この機会にぜひご予約くださいませ!
 そして、私は先日(株)ワタルさんでのコスタリカ2018COEのカッピングへ参加してきました。コスタリカといえば最近ではハニー精製のイメージが強く、今でこそ中米各国でもハニー精製は広く行われ始めていますが、ミューシレージの残し具合の割合で細かくホワイト、イエロー、レッドなど、ハニーの段階を分けているのは未だコスタリカが主のようです。しかしながらこのハニー精製に加え、近頃COE上位に新たな精製方法のコーヒーが登場し始めています。それは、「アナエロビコ:嫌気性発酵」と呼ばれる精製方法で、シナモンが振りかけられているのではないかと疑うほどシナモンフレーバーが強い精製です。その方法はと言うと、まだミューシレージが付いたパーチメントを、除去された別ロットのミューシレージをかぶせることで密閉し、発酵させるという方法です。生産者は日々よりよいコーヒーを作りたいという思いで試行錯誤を重ねているのだとは思いますが、別ロットを使用するという時点で、言ってしまえば味付けを施すということにもなるのでは、、、という賛否両論あるようです。ただ、カッピングをしたときの衝撃はすごかったです。今後どのように出てくるのか、はたまた出てこないのかは分かりませんが、コーヒーもどんどん新しいものが生み出され、その年々で流行りや傾向が様々だと実感しました。精製に限らず、今回のコスタリカカッピングではゲイシャ種やケニアから持ち込まれた品種も多く目立ちました。これからも、自身の体験を通して新しいコーヒーの情報を発信していけたらと思います。






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